2012年1月
Newsletter - 組織・人事コンサルティング 2012年1月号
| 2012 グローバル企業元年 |
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明けましておめでとうございます。
本年もよろしく御願いいたします。
2012年は、日本企業にとりグローバルに一層飛躍をする年になると考えております。
新年にあたり、今後のグローバル企業としての日本企業の姿をイメージしてみたいと思います。
ここ数年、日本企業はM&Aをはじめとするグローバルでの事業展開を急速に進めてきました。また、人材面でのグローバルシフトも進み、各地域での人材の登用も進みつつあります。
このように組織、人材のグローバルカバレッジは広がりつつありますが、次のステージでは、この世界に広がった組織や人材資源を「つなぎ」、「一体」として動くグローバルワンカンパニー、それでいて各地域のニーズに密着し各地域で支持されるローカルカンパニー、この相反する組織イメージを一つの企業として運営することが、グローバル日本企業として目指す姿ではないでしょうか?
それでは、そのような企業の中での人材の動きはどのようなものでしょうか。
各地域には自律的に動ける人材が豊富におり地域ニーズにあった事業展開を行なっています。一方、そのような人材が地域を超えて「つながり」、グローバルの目標やグローバルプロジェクトでも協働しています。必要な知見は、ネットワークを通じ共有され、ベストプラクティスが顧客に提供されます。
また、そのような企業の中では、キャリア機会がグローバルに広がり、個々人は自分の可能性をその企業で広げることができます。また、地域を超えて人がつながりあうことで、経験や知恵がグローバルに流通し、お互いに学びあうことができる環境です。そのような人材と知恵のつながりにより、企業の競争力が強化されると同時に、世界中から人材をひきつけています。
はたして、このような企業イメージは夢でしょうか?
そうではないと考えます。
かつて日本の企業は、上記のような状態を「日本」の内で実現をしてきました。
それは、ジャパンアズNo.1と称され、世界の経営者や経営学者から注目をあびた組織運営方法でした。
日本企業のチャレンジは、従来日本の企業がもっていた組織運営、人材マネジメントの強みを「世界化」することにあります。
日本企業の「本質」が、年功やさらに言うと「雇用」ですらなく、人材を大切にし各々の個性にあった機会を提供し、個性と個性をつなぐマネジメントだとすると、それは世界化する可能性を秘めていると考えます。
いまもってGEやグーグルがなぜ人材を引きつけつづけるのか?
両社の人事の方々は口をそろえて、「うちの給料は決して高くないのだけれど、、、」と言います。当然、そこには謙遜が入っており、市場における報酬水準を常に意識してはいます。
しかし、これらの企業が人をひきつけるのは、報酬以外の面でも、人がそれらの企業に「期待」を見いだすからではないでしょうか。
これらの企業に入るとチャレンジングな機会が提供される、面白い仕事のチャンスがある、自分が成長できる、などの「期待」が人をひきつけているのです。
翻って、現在の日本の企業を見渡したとき、世界の労働市場で我々は「期待」を持たれているでしょうか?
「期待」をもたれるような仕組みの整備や機会の開放を行なっているでしょうか?
日本企業が再び競争力を発揮し、世界から注目されるのはこの期待と軌を一にすると考えます。
世界の人々から「期待」を持たれる存在へ。
2012年は、日本企業がその姿に向かう年と考えております。
ディレクター・組織人事部門リーダー
永田 稔
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